ワンイシューの強さ

参議院選挙で話題になった「ワンイシュー」という言葉。

一つの政策だけで当選した議員をさす言葉だ。実は2001年で私が出馬した選挙でも掲げた政策はただ一つだけ。「特許出願を半額にする」というスローガンだった。見事落選だったが

実はこの18年間で特許出願や登録料等が値下げとなり、そのスローガンの半分は叶っている

のだ。政治家の役割は日本人の生命と財産を守る事だ。一つの政策だけではなく多くの問題に対処していかねばならない。という現実はわかる。しかしそれだと、多くの事がぼやけてしまい最終的には何一つ変わっていない。という現実を私達は観てきた経緯がある。

「水滴は石を穿つ」という言葉がある。

どんな小さい水滴もそれが続けて何年も重なると、固い石にも穴をあけるという事だ。

立花代表の選挙戦法だけが取り上げられるが、彼の自信の源は「多くのNHKへの不満者の数」

である。1950年に制定された「放送法」が公共電波の役割が大きく変わってきた現代において機能不全を起こして来ているのは事実で、年間7000億円の既得権益にぶら下がって来た政治家ではなかなか変革は難しい。そういう意味では民意の上に立つ立花氏の動向には注目していくべきであろう。また、一定の成果を期待したい。

この事が一つのヒントになって、政治は「一つの事を成し遂げたら、身を引く」くらい覚悟を持った新しい政治家のモデルにもなって欲しいと思う。そういうワンイシューの政治家が一つ一つ未来を築き上げてくれたらいいなあと。。

立花さんの命がけの言葉は「魂の叫び」。一人で既得権益に立ちはだかる姿はお見事。。